若宮まつり

行事

 若宮八幡社で毎年5月15日・16日に行われる「若宮まつり」は、名古屋三大祭の一つに数えられる歴史ある祭礼で、祭りの起源は寛文11年(1671)に氏子町内から笠鉾が出されたことに始まり、延宝2年(1674)には山車が登場し、江戸時代には7輌の山車がそろい、名古屋を代表する華やかな祭として発展した。

 祭り最大の見どころは、延宝4年(1676)に制作された名古屋市文化財指定の山車「福禄寿車」であり、精巧なからくり人形を備えたこの山車は、祭礼の日に山車蔵から曳き出され、本殿前や巡行先で巧みなからくりを披露し、多くの観客を魅了してきた。

 古式ゆかしい時代行列も祭りの魅力で、御鳳輦(神輿)や山車が御旅所である那古野神社まで約4キロを巡行する姿は、名古屋の初夏を彩る風物詩となっている。

 祭りは1日目の「試楽祭」と2日目の「本祭」で構成され、試楽祭では、福禄寿車の町内曳きや神楽殿での奉納演芸が行われ、地域の人々でにぎわう。

 本祭では、本殿で皇室の御安泰と国家国民の安寧を祈願する例祭が厳かに執り行われ、午後には神輿や山車の巡行が続く。

 しかし、祭りの歴史は平坦ではなかった。明治時代には三之丸天王祭との関係が薄れ、山車の曳行も縮小。さらに昭和20年(1945)の戦災で多くの山車が焼失した。

 唯一残った福禄寿車は一時他所へ移されたが、その後返還され、社殿や祭礼とともに復興を遂げた。現在では、那古野神社への渡御や町内曳行も復活し、伝統が受け継がれている。

 2025年度は山車修復のため曳行や神輿渡御は行われないが、囃子奉納や筝曲演奏、琉球踊り、どじょうすくいなど多彩な奉納行事が予定され、初日にはキッチンカーも並ぶなど、伝統と賑わいを楽しめる祭となっている。

開催日程
 2026年5月15日(金) ・16日(土)
時間
 15日(金) 試楽祭
 13:00 からくり奉納
 17:00 名大筝曲部、からくり奉納
 17:40 日本舞踊 西川流
 18:00 日本舞踊 中田ちづ子
 18:30 常磐津 綱連 恵方万歳
 18:50 末広町神楽団

 16日(土) 本楽祭
 11:10 からくり奉納
 17:30 からくり奉納
 18:00 末広町神楽団 稚児舞(拝殿)
 18:30 尾張新次郎太鼓
 ※都合により演目変更、天候により中止となる場合があります

場所
 若宮八幡社
アクセス
 地下鉄「矢場町」より徒歩5分
 地下鉄「大須観音」より徒歩7分
料金
 無料
お問い合わせ
 若宮八幡社
 TEL 052-241-0810

詳しくはコチラ
 http://www.wakamiya.or.jp/

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