第46回大須大道町人祭

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 「大須大道町人祭」は、昭和53年に、官製の「名古屋まつり」に対抗する〈市民のための市民による〉庶民の祭りとして始まりました。
 戦後の都市計画から取り残され、衰退しかけていた大須の街に活気を取り戻そうと、地元の人々が立ち上がり、第一回は同年10月14日・15日に開催され、名古屋まつりと同日開催でありながら、50万人もの人出を記録しました。
 以来、40年以上にわたり市民に支えられ、毎年10月に開催されるこの祭りは、今では全国的にも知られる大道芸の一大イベントとなっています。

 祭では、ジャグリングやパントマイム、舞踏、ガマの油売りなど、多彩な大道芸が街角で繰り広げられ、観客は間近でその妙技を楽しむことができます。
 また、明治時代に大須が遊郭を有する繁華街として栄えた歴史にちなみ、祭りの最大の見どころとして「おいらん道中」が行われます。
 華やかなおいらんに扮した一般公募の女性たちが、大須の街を優雅に練り歩く様子は、多くの人々を魅了し続けています。
 さらに、昔懐かしい「風物屋台」が並ぶなど、庶民とともに楽しめるこの祭りは、大須の町全体が舞台となる、動きとにぎわいに満ちた催しです。

おいらん道中

万松寺にて10日(金)午後6時より
 享保以降(18世紀後半以降)になると、花魁(おいらん)は、新造や禿(かむろ)を従えながら、抱え主の家から揚屋までを道中しました。
 この時、花魁(おいらん)は、約20kgもの重量の衣装を着て、帯を高く締め、15cm以上の高さがある高下駄をゆるりゆるりと歩いていきました。
 花魁(おいらん)の歩行方法は、八文字を踏むといいます。
 「外八文字」は、足の爪先を開いて外側へ踏み出します。
 「内八文字」は、両足の爪先を内側に向け、後を蹴って 踏み出し前で結びます。

 大須大道町人祭では、一般公募で選ばれた20人の女性が花魁(おいらん)に扮し、前夜祭も含め延べ7回の「おいらん道中」が行われます。

開催日時
 2025年10月11日(土)・12日(日)
 10日(金) 前夜祭
場所
 大須商店街一帯
アクセス
 地下鉄「大須観音」、「上前津」下車
 

詳しくはコチラ
 http://www.ohsu-gei.net/main_46.html

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