LINEの送信取消機能、24時間以内が1時間以内に仕様変更

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 LINEヤフーは9月1日、メッセージの送信取消機能に関する仕様を変更すると発表した。
 メッセージアプリ「LINE」の送信取消機能について、これまで送信から24時間以内であれば取り消し可能だった仕様を、2025年10月下旬から日本とタイを対象に「1時間以内」へと短縮される。
 送信取消機能は、誤送信や不適切な内容の訂正手段として広く利用されており、テキストだけでなく、スタンプ・画像・動画・URLなども対象となる。
 今回の仕様変更は、ほとんどの利用者が送信から1時間以内に取消操作を行っているという利用状況を踏まえた判断とされるが、24時間の猶予に慣れていた利用者にとっては不便に感じられる可能性もある。
 特に夜間の誤送信に翌朝気づいた場合など、取り消せないケースが増えることも予想され、一方で、この変更により、発言に対する責任意識の向上や、送信前の確認を促す効果も期待される。
 なお、送信取消と混同されがちな「削除」機能については、相手側の画面には影響せず、自分のトーク画面からのみ消えるものであり、こちらには時間制限は設けられていない。
 LINEは「今後もサービス改善を継続し、快適なコミュニケーション体験を提供する」としており、今回の仕様変更は、ユーザーの使い方やオンライン上での発言責任の在り方を見直す契機ともなり得る。

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