ノートパソコンの他にミニPCと言う選択

便利

 「ミニPC」とは、手のひらに載るようなコンパクトなデスクトップPCのことなのだが、実は昔からこうした小型のデスクトップPCは存在していました。
 「ミニPC」の最大の特徴は、第一に非常に小さいことだろう、CDやDVDのケースを置く程度のスペースで十分なのが多い。

 今や14インチや15.6インチがスタンダードな画面サイズですが、視力が落ちてきた高齢者や障がいにより視力が悪くなってきた人など、大きな画面サイズの17.3インチサイズやデスクトップPCなど大きなサイズはありますが、外部に持ち歩く事を考えれば大きなサイズのパソコンは嵩張るし、車ならともかく徒歩だと移動が大変です。

 ディスプレイがない外出先使えないなど、ノートパソコンのようにはいかないが、自宅やビジネスホテル・会社などで確認で使う人とか、最近多くの人は会社など仕事以外ではスマホやタブレットを使い、自宅でほとんどパソコンを使わない、こんな人が多いんじゃないでしょうか?
 そんな時に、携帯製に優れ邪魔にならない「ミニPC」ならば、会社などではモニターで出力し、本体だけ毎日カバンなどで持ち帰り、ExcelやWordなどちょっとした時の確認をテレビなどをモニターとしてHDMI接続し使用したり、自宅でしか使用しない場合はテレビの邪魔にならないスペースや場合によっては簡単に外すことができ、棚や机の引き出しなどに仕舞う事が容易です。

 液晶モニターやキーボードは自分で用意する必要があるが、今までの機器を流用したり、Bluetoothなどの無線キーボード・マウスを使えばコードレスできるし、ノートパソコンのように一台ではいかないが省スペースで何より「ミニPC」ならばディスプレイは別なので、自宅用の大きいモニターやテレビなど大画面で作業ができます。

ノートPCと比べても、ミニPCの底面積は小さい
キーボードや液晶モニターは、自分の好きなものを組み合わせて利用する

 大小さまざまなメーカーがあるが、そんな中モデル数も多く一番有名なのがリンクスインターナショナルのMINISFORUMですが、2024年1月13日、インテルN100プロセッサーを搭載した高性能ミニPC「MINISFORUM UN100L」を発売された。

 大きさが12cm角で4コア4スレッド、最大3.4GHz動作のN100を搭載し、16GBメモリーと256GBのM.2 PCIe 3.0 SSDを搭載。HDMIとDisplayPort、USB Type-C端子を組み合わせて最大3画面の同時出力が可能。

 背面のUSB Type-Cは、DP AltとPDに対応したUSB 3.2 Type-Cポートで給電と同時にディスプレイ出力に対応し、Type-Cケーブル1本だけでも運用可能。

 また、内部に2.5インチSSD/HDDを搭載可能と拡張性も高く、軽くファイルアクセスをする程度のサーバーやNASも十分に務まるであろう。

 アクセスしやすい本体正面のUSB 3.2 Gen2端子を始めUSB Type-Cなど各種周辺機器に対応する端子を搭載するほか、本体側面には最大128GBに対応するmicroSDカードスロットも備えます。

 OSにWindows 11 Proをプリインストールされていて、驚くべきは価格で本体の色により少し違うが、一番安い8GB RAM+256GB SSD26,590円16GB RAM+256GB SSD28,790円16GB RAM+512GB SSD31,980円とyoutube動画みたりofficeを使ったりする分には十分です。

 しかしメモリ8GBモデルは、一般的なユースケースではOS起動直後にメモリ不足気味になるため、16GB以上の選択を推奨されています

 少し値段はが上がりますが、更に小さいサイズもあり、それがMinisforum EMシリーズで、ミニPCの多くは12cm角くらいなのですが、最近80mm角の2/3サイズも増えてきました。
 容量は250mlで重量は実測でたった240g前後。

 「EM680」の価格は16GB RAM+512GBが定価76,980円から32GB RAM+512GB SSD・32GB RAM+1TB SSDとありますが現在公式では販売されておらず、上位モデルの「EM780」が32GB RAM+512GB SSDがセール価格で86,380円32GB RAM+1TB SSDがセール価格で91,980円で販売しています。

 OSがWindows 11 Home(23H2)で、Ryzen 7 7840U、グラフィクスがRadeon 780M、メモリーがLPDDR5‐6400MHz、ストレージがM.2 2230 PCIe4.0、出力としてHDMI 2.1 (4K@144Hz)とUSB4 (8K@60Hz)×2を装備。

 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、加えてUSB4経由のGigabit Ethernetアダプタ(有線LAN)を同梱。
 その他、インターフェイスはUSB 4×2、USB 3.0×3、microSDカードスロット、3.5mmジャック、USB 4に関してはどちらもPD対応。
 付属品のACアダプタが65W(GaN)なので、同出力ならば他のACアダプタでも給電可能だ。

前面 USB4、3.5mmジャック、電源ボタン
背面 HDMI、USB 3.0×2、USB4
右側面 ロックポート、microSDスロット、USB 3.0。左側面はスリットのみ

 ただ、他のPCでも同じように小さな個体に非常に高い電力を使い、それをファンで強制的に冷却しているので、決して放熱を遮るような物を置いたり、ましてやホコリが被らないように布で覆ってしまうなど絶対にNGですし、壊れなくても寿命が短くなります。

 AmazonのFire TV Stickみたいな「スティックPC」もありますが、こちらは拡張性がない物が多いので、自宅だけならいいですが、会社で使うなど仕事などには向きません。

 今日大きなタワー型などデスクトップPCは一部の専門性が問われる職業な方や、ゲーム用でカスタマイズされる方などが多いですが、視力が悪くなり自宅でしか使わないご高齢の方などが、いわゆる画面一体型のデスクトップパソコンを使用されている方をよく見ます。

 現在多くの人がメインPCにノートパソコンを選んでいますが、「ミニPC」や「スティックPC」など昔に比べ選択枠も広がり、価格の面でも複数台所有できるようになりましたので、携帯製の優れた11~13インチなどのノートパソコンと自宅用にHDMI入力がある大きなPCモニターやテレビで作業ができる「ミニPC」などご自分にあった選択の候補としてどうでしょうか?

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